太陽系は約46億年前、銀河系(天の川銀河)の中心から約26,000光年離れた、オリオン腕の中に位置。
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インド人の多い街!? インド在住の屋台系YouTuber坪和寛久が、リトルインディア西葛西を食べ尽くす!
同じような毎日に飽きて、日常にちょっとしたスパイスが欲しい。そんな方におすすめの街が都内にあります。
江戸川区の西葛西は、大手町から東西線で15分とアクセスがよく、単身者にもファミリーにも人気の住宅街。それでいて、在日インド人が集中するため「リトルインディア」とも呼ばれている、非日常と隣り合わせの土地なのです。
西葛西は本当にインドらしさを感じる街なのでしょうか? それを確かめるべく今回は、インドのムンバイに7年住み(現在一時帰国中)、現地の屋台メシを紹介する動画が人気のYouTuber坪和 寛久(つぼわ ひろひさ)さんと街歩きしました。
坪和 寛久(つぼわ ひろひさ)●1984年、茨城県生まれ。東京で会社員として勤めたのち、2013年に転職先でインド・ムンバイへ移住。プライベートで現地の屋台メシを体験するうちに、インド人の人柄に魅了されてYouTubeでの動画投稿を考案。2014年に YouTubeチャンネル「今日ヤバイ奴に会った」を開設。1000以上のインド屋台を巡り、面白エピソードを軽快なドキュメンタリータッチで紹介する。芸能人のファンも多くテレビやWebメディアでもたびたび紹介され、瞬く間にチャンネル登録者が63万人を超える。初の著作『今日ヤバイ屋台に行ってきた インドでメシ食って人生大逆転した男の物語』が好評発売中
リトルインディアとして愛されてきた、西葛西

坪和さんと待ち合わせたのは西葛西駅。北口から出て街を散策しながら、インド料理店を訪ねる手はずです。駅を出てすぐは、当たり前といえば当たり前ですが、リトルインディアと呼ばれるような街の雰囲気はありません。駅前には24時間営業のスーパー「ワイズマート」があったり、駅近隣には外食チェーン店はもちろん、韓国料理、フレンチ、イタリアンなど各国の料理店が立ち並んでいたりと、かなり住みやすそうな印象です。

西葛西で、本格インド料理を堪能

さて、坪和さんと目指すインド料理店は、坪和さんがインドでお住まいの大都市ムンバイの名前がついた「ムンバイパレス」。西葛西駅北口から徒歩8分、ショッピングモールのすぐそばという好立地で、駅の南側にある有名店「ムンバイキッチン」の2号店です。

お店のメニューはカレー以外も豊富。インド風の中華料理や、豆粉の生地をクレープのように薄く焼いた南インドのクレープ「ドーサ」も並びます。
「うわぁ、もう10カ月もインドに戻れていないから、メニューを見るだけで懐かしいです。インド風中華やドーサまであるのは嬉しくなりますね。どうしようかな……僕はビリヤニをお願いします」(坪和さん)
*インド風中華:インドと中国は隣り合っており、文化が入り混じる中で生まれた、インド風の中華料理
*ドーサ:豆粉の生地をクレープのように薄く焼いたもの
坪和さんが選んだのはインドのスパイシーな炊き込みご飯、ビリヤニ(税込1,350円)。今回は情勢に配慮してテイクアウトをお願いしました。お店の外でいただきます。

「やはりインド料理は手で食べるのがおいしいですね! あぁ、懐かしい。これぞインドの味だ(笑)」

坪和さんは、ためらいなく右手を使ってビリヤニを召し上がっていました。その姿を見ていると、一瞬ここはインドなのではないかと錯覚するほどの自然体です。
− 本場のインド料理の特徴ってどんなところでしょうか?
「極端にいえば、からいか甘いかですね、あとはバターやチーズの量がすごく多い。インドの人々は宗教上の理由で食べられない食材が多いから、味付けで刺激を求めがちなんですよ」
− 西葛西のインド料理は、本場の味に近いですか?
「ええ、本格的だと思います。僕もインドをテーマにした活動をしているので日本各地のインド料理を食べますが、やはりどこか日本人好みにアレンジされていることが多い。でも西葛西のインド料理は本場に近いんです。さすがインド人の利用が多いだけあります」
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